消化管がん検診・スクリーニングの手引き
Ⅳ 大腸がん検診・スクリーニング ❺ 大 腸がんスクリーニングにおける大腸CT 検査の現状と将来展望
永田 浩一
1,2,3
,
木島 茂喜
3
,
馬嶋 健一郎
4
,
遠藤 俊吾
2,5
,
松岡 正樹
2,6
,
大平 弘正
1
1福島県立医科大学消化器内科学講座
2国立がん研究センター中央病院検診センター
3自治医科大学放射線科
4亀田メディカルセンター健康管理科
5福島県立医科大学会津医療センター小腸・大腸・肛門科
6まつおかクリニック
キーワード:
大腸CT検査
,
普及
,
標準化
,
代替検査法
,
認定制度
,
JANCT
,
UMIN6665
Keyword:
大腸CT検査
,
普及
,
標準化
,
代替検査法
,
認定制度
,
JANCT
,
UMIN6665
pp.973-978
発行日 2021年7月15日
Published Date 2021/7/15
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001872
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わが国では,便潜血検査法による対策型大腸がん検診が実施され,陽性者に対する精密検査として大腸内視鏡検査の実施が推奨されている.2012年に大腸腫瘍性病変検出のための代替検査法として,他の検査で大腸悪性腫瘍が疑われる患者に対して大腸CT撮影加算による保険適用が認められるようになった.2016年には「年齢や腸管前処置に対する負担,あるいは精神的・時間的負担などを理由に大腸内視鏡検査の実施が困難な場合には,大腸CT検査,またはS状結腸鏡検査および注腸X線検査の併用法のいずれかを実施することが妥当である」という提言が日本消化器がん検診学会から出されている.
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