特集 拡大内視鏡を極める
Ⅱ.拡大・超拡大内視鏡診断を極める(4)超拡大内視鏡診断を極める(AI の活用も含めて)
森 悠一
1
,
工藤 進英
1
,
三澤 将史
1
,
若村 邦彦
1
,
工藤 豊樹
1
,
一政 克朗
1
,
宮地 英行
1
,
馬場 俊之
1
,
井上 晴洋
2
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
2昭和大学江東豊洲病院消化器センター
キーワード:
超拡大内視鏡
,
ピットパターン
,
人工知能
Keyword:
超拡大内視鏡
,
ピットパターン
,
人工知能
pp.347-353
発行日 2020年11月20日
Published Date 2020/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000521
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Endocytoscope(Endocyto;CF-H290ECI, オリンパス社)はスコープ先端に光学顕微観察用レンズを搭載した軟性鏡であり,腺腔と核と血管を520倍率で可視化することにより,細胞のin vivo観察を可能とする新型の内視鏡である.Endocytoは,細胞レベルでの観察能により,大腸腫瘍診断においては,既存のpit pattern診断に精度の上乗せ効果が期待できるとともに,診断の確信度を上げる効果が期待できる.本稿では,Endocytoにフォーカスを当て,特徴・使用法・精度について概説するとともに,2020年7月15日薬事承認を取得したばかりの,人工知能によるEndocyto癌診断支援システムEndoBRAIN-EYEのもつポテンシャルについても紹介する.
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