特集 大腸内分泌細胞腫瘍─WHOの考え方と日本の考え方
Ⅴ.大腸内分泌細胞腫瘍の薬物療法
深堀 理
1
,
三輪 啓介
1
,
長主 祥子
1
,
下津浦 康隆
1
,
田中 俊光
1
,
牛島 知之
2
,
阪上 尊彦
2
,
岡部 義信
2
,
鶴田 修
2
1久留米大学病院がん集学治療センター
2久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
キーワード:
NET
,
NEC
,
ソマトスタチンアナログ
,
エベロリムス
,
ストレプトゾシン
,
PRRT
Keyword:
NET
,
NEC
,
ソマトスタチンアナログ
,
エベロリムス
,
ストレプトゾシン
,
PRRT
pp.67-74
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000299
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神経内分泌腫瘍(NET)の内分泌症状に対しては,ソマトスタチンアナログなどの治療薬が用いられる.また,ソマトスタチンアナログにはNET の増殖抑制作用も示されている.分子標的薬としては消化管原発NET に対してはエベロリムスの有効性が示されている.細胞障害性薬剤としては,ストレプトゾシンやテモゾロミドなどがキードラッグである.神経内分泌癌(NEC)に対しては,シスプラチン+エトポシド併用療法もしくはシスプラチン+イリノテカン併用療法が用いられている.
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