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特集 外科医が知っておくべき 肝胆膵腫瘍に対する薬物療法
胆道・膵臓
膵原発神経内分泌腫瘍に対する薬物療法
Medical treatment for neuroendocrine tumor of the pancreas
青木 琢
1
Taku AOKI
1
1獨協医科大学肝・胆・膵外科
キーワード:
ソマトスタチンアナログ
,
分子標的薬
,
細胞傷害性抗癌剤
,
PRRT
,
治療アルゴリズム
Keyword:
ソマトスタチンアナログ
,
分子標的薬
,
細胞傷害性抗癌剤
,
PRRT
,
治療アルゴリズム
pp.786-790
発行日 2024年7月20日
Published Date 2024/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407214587
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【ポイント】
◆膵高分化型神経内分泌腫瘍(NET)に対する薬物療法として,ソマトスタチンアナログ,分子標的薬,細胞傷害性抗癌薬が用いられている.各療法にはエビデンスがあるが,直接比較のデータは乏しく,使い分けをアルゴリズムで示すにはデータが乏しい.
◆非常に有効な放射線内用療法であるPRRTがわが国にも導入され,早期治療のエビデンスも出たことで,今後薬物療法の戦略が一変する可能性がある.
◆薬物療法の進歩に伴い,切除不能進行膵NET治療における外科治療の役割も変化が予想される.
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