特集 消化器がん薬物療法
第2部 消化器領域の希少がんに対する化学療法 1章 神経内分泌腫瘍
森實 千種
1
1国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科
キーワード:
神経内分泌腫瘍
,
NET
,
PRRT
,
WHO分類
Keyword:
神経内分泌腫瘍
,
NET
,
PRRT
,
WHO分類
pp.1178-1184
発行日 2024年8月9日
Published Date 2024/8/9
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003174
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
神経内分泌腫瘍(neuroendocrine neoplasm;NEN)はさまざまな組織に存在する神経内分泌細胞から発生する,もしくは神経内分泌細胞への分化傾向を示す腫瘍で,病理組織学的にはchromogranin A,neuron-specific enolase(NSE),synaptophysinなどの神経内分泌マーカーの発現が認められる.病理組織分類が重要で種々の分類法が提唱され,改訂が繰り返されてきた.そのなかでも形態学的な分化度(高分化型/低分化型)と,核分裂像やKi-67指数で評価される細胞増殖能(Grade;G1,G2,G3)が重要である.
Copyright © 2024, Nihon Medical Centers, Inc. All rights reserved.