特集 炎症性腸疾患の粘膜治癒を考える
Ⅱ.各論 (1)潰瘍性大腸炎の画像診断modality a.通常内視鏡
吉田 篤史
1
1大船中央病院消化器・IBD センター
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
内視鏡活動指数
,
色素内視鏡
,
カルプロテクチン
,
便潜血検査
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
内視鏡活動指数
,
色素内視鏡
,
カルプロテクチン
,
便潜血検査
pp.319-323
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000213
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
粘膜治癒はステロイドフリー寛解および長期寛解維持など,アウトカム改善が得られることから治療目標になっている.とくに通常内視鏡での活動指数を利用した粘膜治癒評価がゴールドスタンダードとなっている.近年,患者の負担を軽減した便中カルプロテクチンやFIT などのバイオマーカーが粘膜治癒と相関することも報告されている.さらにサーベイランス内視鏡においては,メタ解析により通常色素内視鏡がdysplasia やcolitic cancer の検出能に優れていると提唱されている.
Copyright © 2018, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.