特集 炎症性腸疾患の粘膜治癒を考える
Ⅱ.各論 (2)クローン病の画像診断modality b.通常内視鏡
髙田 康道
1
,
髙津 典孝
2
,
平井 郁仁
2
1福岡大学筑紫病院消化器内科
2福岡大学筑紫病院IBDセンター
キーワード:
クローン病
,
バルーン内視鏡検査
,
診断
,
粘膜治癒
Keyword:
クローン病
,
バルーン内視鏡検査
,
診断
,
粘膜治癒
pp.352-357
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000219
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近年,炎症性腸疾患の治療目標として粘膜治癒が提唱され,内視鏡的活動性評価の重要性が増している.バルーン内視鏡の登場によりクローン病の小腸病変の観察が可能となったが,小腸病変のスコア方法については確立されたものはない.また,クローン病の粘膜治癒の定義に関しても定量化されたものが存在しない.今後,小腸と大腸に広く適応でき,病勢を的確に評価できるクローン病の内視鏡スコアの開発が求められる.
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