特集 IBD 関連大腸腫瘍の診断・治療update
Ⅶ.潰瘍性大腸炎関連腫瘍に対する至適サーベイランス法の検討─ インジゴカルミン色素散布法 vs NBI 法
渡辺 憲治
1
,
樋田 信幸
2
,
宮嵜 孝子
2
,
佐藤 寿行
2
,
河合 幹夫
1
,
上小鶴 孝二
2
,
高川 哲也
1
,
横山 陽子
2
,
中村 志郎
2
1兵庫医科大学腸管病態解析学,兵庫医科大学腸管病態解析学 炎症性腸疾患学講座内科学部門
2兵庫医科大学腸管病態解析学 炎症性腸疾患学講座内科学部門
キーワード:
潰瘍性大腸炎
,
異型上皮
,
癌
,
色素内視鏡
,
NB(I Narrow Band Imaging)
Keyword:
潰瘍性大腸炎
,
異型上皮
,
癌
,
色素内視鏡
,
NB(I Narrow Band Imaging)
pp.53-58
発行日 2018年1月20日
Published Date 2018/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000148
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NB(I Narrow Band Imaging)が開発された本邦から,潰瘍性大腸炎(UC)サーベイランス内視鏡(SC)における全大腸NBI 観察の有用性を検証するため,世界のゴールドスタンダードである全大腸色素内視鏡(PCE)に対する多施設共同前向きランダム化比較試験としてNavigator Study を行い,非劣性が証明された.UC のSC はdetection と続くcharacterization が精度向上に肝要なstep で,NBI 観察によるSC はそれらの効率化により検査時間を有意に短縮させつつ,既報やPCE と同等の腫瘍性病変やUC 関連腫瘍性病変を検出した.
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