特集 炎症性腸疾患の粘膜治癒を考える
Ⅱ.各論 (1)潰瘍性大腸炎の画像診断modality c.LCI/BLI
内山 和彦
1
,
髙木 智久
1
,
内藤 裕二
1
1京都府立医科大学消化器内科
キーワード:
LCI
,
潰瘍性大腸炎
,
粘膜治癒
,
内視鏡分類
Keyword:
LCI
,
潰瘍性大腸炎
,
粘膜治癒
,
内視鏡分類
pp.330-335
発行日 2018年7月20日
Published Date 2018/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000215
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内視鏡画像強調システム「LASEREO」は粘膜表面の微細血管,粘膜表面構造を高いコントラストで描出する BL(I Blue LASER Imaging)と,粘膜のわずかな色の差を強調して正常粘膜と病変との差をつける狭帯域光色彩強調機能LCI(Linked Color Imaging)を搭載している.LCI によって大腸粘膜のわずかな発赤を強調することで,従来の内視鏡分類とは違った潰瘍性大腸炎の新しい内視鏡分類を定義することができる.このLCI 分類は粘膜の組織炎症,長期の非再燃率と相関しており,粘膜治癒の評価や治療強化に有用であると考えられる.
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