特集 病態から考え出されたIBD治療の進歩
Ⅳ.IL-12/23阻害薬
小林 拓
1
1北里大学北里研究所病院炎症性腸疾患先進治療センター
キーワード:
クローン病
,
IL-12
,
IL-23
,
ウステキヌマブ
Keyword:
クローン病
,
IL-12
,
IL-23
,
ウステキヌマブ
pp.245-249
発行日 2018年5月20日
Published Date 2018/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000195
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クローン病に対し抗IL-12/23 抗体ustekinumab の使用が可能になった.IL-12/23 は自然免疫系細胞から産生され,Th1/Th17 型の応答を誘導する,クローン病病態の上流に位置するサイトカインである.第3 相ランダム化比較試験で有効性が確認され,① TNF-αと異なる経路を阻害すること,② 良好な安全性プロファイルが報告されていること,③ 低い免疫原性,などからクローン病の治療成績を向上させることが期待される.
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