特集 乾癬の病態と治療:最新の進歩
生物学的製剤による乾癬治療 TNF-α阻害薬とIL-12/23阻害薬
簗場 広一
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学講座講師
キーワード:
乾癬
,
生物学的製剤
,
インフリキシマブ
,
アダリムマブ
,
ウステキヌマブ
Keyword:
乾癬
,
生物学的製剤
,
インフリキシマブ
,
アダリムマブ
,
ウステキヌマブ
pp.41-43
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0001.33.09_0041-0043
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「はじめに」乾癬に対する生物学的製剤を用いた治療は,わが国では2010年に抗TNF-α抗体製剤であるインフリキシマブとアダリムマブが,2011年からは抗IL-12/23p40抗体であるウステキヌマブが保険承認されて以来すでに数年が経過し,乾癬に対する標準治療としての認識も定着した感がある。また2015年からは,抗IL-17A抗体であるセクキヌマブも保険承認された。今後も抗IL-23p19抗体や抗IL-17受容体抗体なども保険適応になる可能性があり,乾癬に対する治療の選択肢はますます多様になると考えられる。本稿では,インフリキシマブ,アダリムマブおよびウステキヌマブの3剤に関するこれまでの報告から,それぞれの特徴と臨床の場における使い分け(表)について概説したい。「KEY WORDS」乾癬,生物学的製剤,インフリキシマブ,アダリムマブ,ウステキヌマブ
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