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増刊号特集 最近のトピックス2020 Clinical Dermatology 2020
4．皮膚疾患治療のポイント
乾癬とIL-23阻害薬リサンキズマブ
Risankizumab, an anti-interleukin-23 antibody, for the treatment of psoriasis
鎌田 昌洋
1
Masahiro KAMATA
1
1帝京大学医学部皮膚科学講座
1Department of Dermatology, Teikyo University School of Medicine, Tokyo, Japan
キーワード：
乾癬
,
リサンキズマブ
,
IL-23
Keyword:
乾癬
,
リサンキズマブ
,
IL-23
pp.125-128
発行日 2020年4月10日
Published Date 2020/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206037
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summary
乾癬は鱗屑を伴う紅斑を呈し，生活の質(quality of life)を著しく障害する．近年の治療の進歩は著しく，現在乾癬に対する治療選択肢は多彩である．その中でも生物学的製剤は高い効果と高い安全性を示し，乾癬治療にパラダイムシフトを起こした．生物学的製剤の1つであるリサンキズマブは，IL-23p19に対するモノクローナル抗体であるが，年4回の投与で，中等症から重症の患者の約6割に皮疹のない状態をもたらすことができる低侵襲で効果が高く安全性の高い薬剤であり，乾癬治療に大きなインパクトを与えた．本稿では，リサンキズマブの効果，安全性などの特徴を述べるとともに，乾癬の治療目標や治療の実際について述べる．
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