特集 内視鏡治療の偶発症と対策
Ⅹ.偶発症の対応におけるKnack and pitfall(2)切除後潰瘍と穿孔縫縮法のコツと注意点 c.Ring-clip による縫合法
吉井 新二
1
,
江上 太基
1
,
鈴木 茉理奈
1
,
宮本 大輔
1
,
太宰 昌佳
1
,
小野寺 学
1
,
横山 朗子
1
1NTT 東日本札幌病院消化器内科
キーワード:
内視鏡的粘膜下層剝離術
,
切除後潰瘍
,
縫縮
,
クリップ
,
リングクリップ
Keyword:
内視鏡的粘膜下層剝離術
,
切除後潰瘍
,
縫縮
,
クリップ
,
リングクリップ
pp.193-196
発行日 2018年3月20日
Published Date 2018/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000174
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大腸ESD の偶発症対策としてクリップによる切除後潰瘍の縫縮が有用と考えられる.しかし,大きな切除後潰瘍を完全に縫縮するのは容易ではない.われわれは自作クリップ(Ring-clip)を用いてESD 後の切除後潰瘍の縫縮を行っている.すべての症例に切除後潰瘍の縫縮は必要ないが,偶発症が危惧される場面に遭遇したときのオプションとして切除後潰瘍を縫縮する手段をもっていると非常に心強い.Ring-clip の作成方法・使用方法について概説する.
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