Japanese
English
特集 上部消化管内視鏡のトラブルシューティング
[各論]十二指腸EMR・ESD
EMR・ESD後に縫縮ができない―縫縮困難例に対するトラブルシューティング
How to manage when the post-operative wound cannot be sutured in duodenal ESD
宮崎 蔵人
1,2
,
加藤 元彦
2
,
岩崎 栄典
1
,
金井 隆典
1
,
矢作 直久
2
Kurato Miyazaki
1,2
,
Motohiko Kato
2
,
Eisuke Iwasaki
1
,
Takanori Kanai
1
,
Naohisa Yahagi
2
1慶應義塾大学医学部消化器内科
2慶應義塾大学医学部腫瘍センター低侵襲療法研究開発部門
キーワード:
十二指腸
,
縫縮
,
ENBPD
Keyword:
十二指腸
,
縫縮
,
ENBPD
pp.250-251
発行日 2023年2月25日
Published Date 2023/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000649
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はじめに
近年,十二指腸病変に対するEMRやESDなどの内視鏡治療件数は増加しているが,その治療難易度は高く,出血や穿孔などの偶発症予防ならびにその管理が重要な課題となる。偶発症予防において,創部の縫縮が有効であることが報告されているが,十二指腸は管腔が狭く,また状況によっては屈曲部などアプローチの困難な状況での処置を強いられることから,縫縮自体の難易度も高い。今回,EMR・ESD後に縫縮できない際のトラブルシューティングについて,当院での経験もふまえて記述する。
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