特集 肝疾患治療の最新動向 ―新薬の情報とともに
巻頭言
四柳 宏
1,2
1国立健康危機管理研究機構
2東京大学医科学研究所先端医療研究センター感染症分野
pp.1415-1415
発行日 2025年10月20日
Published Date 2025/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003672
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かつて肝臓病は“21世紀の国民病”といわれていた.最大の問題であったのが1990年代には国内に200万人以上おられたウイルス性慢性肝疾患の患者であった.その後インターフェロン,核酸アナログ,直接作用型抗ウイルス薬(DAA)の登場により患者の数は大きく減り,肝細胞癌を合併する患者の数も大きく減った.新しい薬の登場,効果の高い薬の登場の素晴らしさを実感させられた.

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