特集 ヘリコバクター・ピロリ診療update
4.新たなH. pylori診断法 ―胃内液を用いた核酸増幅(PCR)法
加藤 元嗣
1
,
津田 桃子
1
,
松本 美櫻
1
,
加賀谷 英俊
1
,
江原 亮子
1
1北海道対がん協会札幌がん検診センター
キーワード:
H. pylori診断
,
PCR法
,
上部消化管内視鏡検査
Keyword:
H. pylori診断
,
PCR法
,
上部消化管内視鏡検査
pp.1237-1242
発行日 2025年8月20日
Published Date 2025/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003616
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
新たなH. pylori診断法として胃内液PCR法が使用可能となった.その特徴は以下の五つである.① 感度・特異度に最も優れている診断能を有している,② 内視鏡時に非観血的に検体採取ができる,③ ベッドサイドで1時間以内に結果が得られる,④ CAM耐性変異の診断ができ個別化治療が可能である,⑤ PPI/P-CAB内服に制限を受けないので,検査前のPPI/P-CABの休薬の必要はない.

Copyright © 2025, Nihon Medical Centers, Inc. All rights reserved.