特集 周産期感染症2026
新生児からみた周産期感染症
2.臨床編―総論
61.迅速抗原検査・核酸増幅検査
小松 充孝
1
Mitsutaka Komatsu
1
1社会福祉法人賛育会賛育会病院小児科
キーワード:
迅速抗原検査
,
核酸増幅検査
,
PCR検査
,
マルチプレックスPCR
,
多項目分子診断法
Keyword:
迅速抗原検査
,
核酸増幅検査
,
PCR検査
,
マルチプレックスPCR
,
多項目分子診断法
pp.275-279
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002477
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はじめに
周産期感染症,特に新生児感染症は,B群溶連菌による菌血症・髄膜炎や単純ヘルペスウイルスによる播種性感染症など,迅速な診断と介入を要する疾患が多い。感染症診療における病原微生物検出のゴールドスタンダードは,病原微生物そのものを分離・培養(細菌培養,ウイルス培養)することである。しかし,細菌やウイルスの発育には時間を要し,また発育条件が整わなければ検出できない。このため,感度や迅速性の観点からも,培養を補完する検査が必要である1,2)。本稿では,新生児感染症領域において培養検査を補完する迅速抗原検査(rapid antigen detection test:RADT)および核酸増幅検査について概説する。

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