今月の主題 結核
技術解説―抗酸菌検査法
核酸同定法―検体から直接検出する場合
後藤 美江子
1
Mieko GOTO
1
1東京大学医科学研究所感染症研究部
キーワード:
抗酸菌検出同定用核酸増幅法
,
TMA法
,
PCR法
,
LCR法
Keyword:
抗酸菌検出同定用核酸増幅法
,
TMA法
,
PCR法
,
LCR法
pp.533-539
発行日 1999年5月15日
Published Date 1999/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904071
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現在,わが国では抗酸菌検査の核酸増幅法として,①TMA (transcription mediated amplification)法によるDNAプローブ"中外"-MTD,②PCR (poly-merase chain reaction)法に基づいたアンプリコアマイコバクテリウム,③LCR (ligase chain reaction)法のLCXプローブシステムの3つの系が認可されている.
これらは迅速性にも優れ,広く普及してきているが,高感度であるがゆえにまた新しい技術であることから検査設備,検体の取り扱い,手技,検査結果の解釈など厳重なる注意が必要である.
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