特集 良悪性肝門部胆管狭窄への内視鏡的アプローチ
6.切除不能悪性肝門部胆管狭窄に対する胆道ドレナージ(1)インサイドステント
菅野 良秀
1
1仙台市医療センター仙台オープン病院消化管・肝胆膵内科
キーワード:
インサイドステント
,
胆管内プラスチックステント
,
良性胆道狭窄
,
胆管癌
,
胆道癌
Keyword:
インサイドステント
,
胆管内プラスチックステント
,
良性胆道狭窄
,
胆管癌
,
胆道癌
pp.1638-1647
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003288
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胆管狭窄に対する内視鏡的胆管内プラスチックステント留置術(インサイドステント)は,十二指腸乳頭から十二指腸側にステントを出さず胆管内に埋め込んで留置する手法であり,金属ステントと異なり抜去可能であるため近年注目を集めている.インサイドステントは乳頭部によって固定されないため位置異常をきたしやすく,上方,下方のいずれへも移動して機能不全を起こしうるため,ステントの屈曲を胆管の形にフィットさせることが肝要である.とくに複数本留置を企図する際は,先に入れたステントの迷入しやすさ,後から入れようとするステントの技術的難度などに留意して,ステントの長さや屈曲角,留置順を検討する必要がある.
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