特集 胆道ドレナージのすべて―適応・方法
2.各論(5)胃十二指腸狭窄併存例の胆道ドレナージ
北村 英俊
1,2
,
肱岡 範
1
,
永塩 美邦
1
,
丸木 雄太
1
,
大場 彬博
1
,
奥坂 拓志
1
1国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科
2国際医療福祉大学三田病院消化器センター
キーワード:
胃十二指腸胆道狭窄
,
十二指腸ステント
,
超音波内視鏡下瘻孔形成術
,
超音波内視鏡下肝内胆管胃吻合術
Keyword:
胃十二指腸胆道狭窄
,
十二指腸ステント
,
超音波内視鏡下瘻孔形成術
,
超音波内視鏡下肝内胆管胃吻合術
pp.1328-1335
発行日 2022年8月20日
Published Date 2022/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002359
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
胃十二指腸狭窄併存例の胆道ドレナージには難渋する場合がある.胃十二指腸胆道狭窄(GOBO)は部位および狭窄順によって分類される.胆道ドレナージは経乳頭的ドレナージが一般的であるが,胃十二指腸狭窄の場所によっては乳頭にアプローチできない場合がある.そのような症例に対して,近年では,超音波内視鏡下瘻孔形成術も普及してきており,患者に対してより低侵襲な治療を提供できるようになった.胃十二指腸狭窄併存例に対する胆道ドレナージを行うためには,正確に病態を認識し,それに応じた適切なドレナージ方法を選択することが不可欠である.
Copyright © 2022, Nihon Medical Centers, Inc. All rights reserved.