連載 手技の解説
人工知能ソフトウェアEndoBRAIN-EYEを使用した大腸内視鏡検査の可能性
工藤 進英
1
,
三澤 将史
1
,
森 悠一
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
キーワード:
大腸内視鏡
,
人工知能
,
大腸癌
,
コンピューター診断支援
Keyword:
大腸内視鏡
,
人工知能
,
大腸癌
,
コンピューター診断支援
pp.1391-1394
発行日 2020年9月20日
Published Date 2020/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001357
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大腸癌は本邦の癌罹患数1 位,死亡数2 位とその頻度は近年高止まりが続いている.一方で大腸癌は徹底した大腸内視鏡検査による腫瘍性病変の切除によって死亡率の大幅な抑制が期待できる.しかしながら,大腸内視鏡検査において腫瘍性病変の見逃し率に関するメタ解析によれば,1 件あたり約22%の腫瘍性病変が見逃されていることが報告されている.また大腸内視鏡検査後に発見される大腸癌の約60%がこのような見逃しに起因するとの報告もあることから,内視鏡検査時の病変見逃しを極力防ぐことが重要である.
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