特集 内視鏡検査で大腸癌の見落としゼロを目指して
2.見落とさないための工夫(6)AI支援で見落としゼロへ
森 悠一
1,2
,
工藤 進英
1
,
三澤 将史
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
2オスロ大学Clinical Effectiveness Research Group
キーワード:
大腸癌
,
人工知能
,
大腸内視鏡
Keyword:
大腸癌
,
人工知能
,
大腸内視鏡
pp.670-673
発行日 2022年5月20日
Published Date 2022/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002212
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近年,「いつでも,だれでも」高パフォーマンスな内視鏡診断を提供できる環境をつくることを目的として,人工知能(AI)を用いたコンピュータ診断支援システムの研究開発がにわかに注目を浴びており,本邦でも2019年3月から大腸内視鏡用AIの一部製品の市販が始まった.そのなかでも,最も注目を浴び,今後の汎用化が確実視されているのが腫瘍(あるいはポリープ)の検出をAIで支援するシステム,computer-aided detection (CADe)である.本稿では,CADeの普及状況を薬事申請の現況から概説するとともに,大腸癌見落とし予防におけるCADeの期待される役割について考察したい.
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