連載 手技の解説
Endocyto を使った内視鏡診断の実際:食道
熊谷 洋一
1
,
川田 研郎
2
,
田久保 海誉
3
,
相田 順子
3
,
持木 彫人
1
,
石田 秀行
1
1埼玉医科大学総合医療センター消化管・一般外科
2東京医科歯科大学食道外科
3東京都健康長寿医療センター研究所
キーワード:
エンドサイトスコピーシステム
,
超拡大観察
,
食道癌
,
食道炎
Keyword:
エンドサイトスコピーシステム
,
超拡大観察
,
食道癌
,
食道炎
pp.1675-1680
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000595
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Endocytoscopy system (ECS)はわれわれの最初の基礎研究から16 年の時を経て2018 年市販に至った.ECS はこれまでのマクロレベルの肉眼形態診断,実態顕微鏡レベルの血管,pit診断を越えてミクロレベルの診断を可能にした超拡大内視鏡である.第4 世代ECS (GIF‒Y0074)は外径9.8 mm と細径化され,従来の拡大内視鏡と同様ハンドレバーで光学的に連続して500 倍まで倍率を上げることができる.さらにHi‒vision 化に成功し,より鮮明に核の形態をとらえることができるようになった.ECS 使用の現時点での最大の目標は生検診断の省略である.本稿では食道におけるECS 観察の実際について詳述する.
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