特集 肝線維化ー診断を超えて
8 .肝線維化改善治療と肝再生医療の現状と展望
土屋 淳紀
1
,
小川 雅裕
1
,
野尻 俊介
1
,
渡邉 貴之
1
,
竹内 卓
1
,
寺井 崇二
1
1新潟大学大学院医歯学総合研究科消化器内科分野
キーワード:
肝線維化
,
肝硬変
,
間葉系幹細胞
,
マクロファージ
Keyword:
肝線維化
,
肝硬変
,
間葉系幹細胞
,
マクロファージ
pp.1667-1674
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000594
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肝硬変はかつて不可逆な疾患と考えられていたが,現在ではウイルス肝炎治療をはじめ原因に対する治療が発展し,可逆性のある疾患としてエビデンスが蓄積され,新たな治療法の開発が模索されている.本稿では線維化改善というアプローチを線維形成(fibrogenesis)を阻害することと線維溶解(fibrolysis)とに分けて検討し,それに付随する再生促進という観点についても考えていきたい.とくにわれわれが注目している細胞療法でのアプローチを紹介していきたい.
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