特集 肝線維化ー診断を超えて
5 .C 型慢性肝炎SVR 後の肝線維化・肝発癌リスクの変化
中込 良
1
,
建石 良介
1
,
小池 和彦
1
1東京大学大学院医学系研究科消化器内科学
キーワード:
C 型肝炎
,
SVR
,
DAA
,
発癌リスク
,
肝弾性値
Keyword:
C 型肝炎
,
SVR
,
DAA
,
発癌リスク
,
肝弾性値
pp.1645-1650
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000591
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C 型肝炎に対する治療成績は,経口直接作用型抗ウイルス薬(direct acting antiviral;DAA)の登場により飛躍的に向上した.一方,C 型肝炎ウイルス排除後には肝炎の沈静化は得られるが,肝発癌は完全には抑制されない.DAA 治療によるウイルス学的著効達成後の発癌抑制効果の検討や,発癌リスク因子の同定とそれに基づくサーベイランスシステムの確立が必要である.
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