特集 肝線維化ー診断を超えて
2 .肝線維化の非侵襲的評価法(1)FibroScan(R)
辰巳 明久
1
,
榎本 信幸
1
1山梨大学医学部内科学講座第一教室
キーワード:
FibroScan(R)
,
肝線維化評価
,
肝発癌予測
Keyword:
FibroScan(R)
,
肝線維化評価
,
肝発癌予測
pp.1593-1598
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000584
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FibroScan(R) は非侵襲的かつ簡便に肝硬度測定が可能である.肝硬度は肝線維化・肝癌リスクとの関連があり,ウイルス肝炎のみならず,非ウイルス肝炎においても肝線維化・肝癌リスク評価に有用である.また肝硬度測定と同時にCAP 測定が可能となり,脂肪肝の定量的な評価が可能となった.肝硬度測定およびCAP 測定は,糖尿病やメタボリックシンドロームに関連するNASH/NAFLD のリスク評価および経過観察への有用性が期待される.またその定量性・客観性から,教育・啓発および住民健診などに有用である.
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