特集 ウイルス肝炎アップデート
診断 肝線維化の非侵襲的評価法 エラストグラフィを中心に
伝法 秀幸
1
,
窪田 幸一
,
斎藤 聡
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院分院 臨床検査部
キーワード:
ウイルス性疾患
,
肝硬変
,
肝細胞癌
,
抗ウイルス剤
,
食道胃静脈瘤
,
慢性疾患
,
肝線維症
,
組織弾性イメージング
,
発癌
Keyword:
Carcinoma, Hepatocellular
,
Esophageal and Gastric Varices
,
Virus Diseases
,
Chronic Disease
,
Liver Cirrhosis
,
Liver Cirrhosis
,
Antiviral Agents
,
Carcinogenesis
,
Elasticity Imaging Techniques
pp.191-196
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020162738
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<Headline>1 超音波エラストグラフィによる肝硬度測定は非侵襲的な線維化評価法であり、線維化評価に関しては肝生検の代替検査の位置を占める。2 超音波エラストグラフィには種々の測定機種が存在する。3 超音波エラストグラフィは良好な肝硬変診断能を有し、食道静脈瘤や肝発癌リスク評価や抗ウイルス治療後の経過観察にも有用である。4 線維化以外でも胆道内圧上昇、炎症やうっ血などの病態でも肝硬度は上昇するので、注意が必要である。
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