特集 肝硬変診療の新時代
2 .肝硬変のステージ分類と機能評価―ALBI スコア,肝線維化の非侵襲的診断法も含めて
厚川 正則
1
,
近藤 千紗
1
,
新井 泰央
1
1日本医科大学付属病院消化器肝臓内科
キーワード:
肝線維化
,
肝予備能
,
スコアリングシステム
,
バイオマーカー
,
エラストグラフィー
Keyword:
肝線維化
,
肝予備能
,
スコアリングシステム
,
バイオマーカー
,
エラストグラフィー
pp.1535-1541
発行日 2020年11月20日
Published Date 2020/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001444
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肝臓の線維化や機能の評価は,慢性肝疾患の重症度判定や適切な治療選択に必要であり,近年では簡便かつ非侵襲的に肝臓の線維化や機能を評価することを目的としたさまざまなスコアリングシステムやバイオマーカーが開発・提唱されている.また肝臓の線維化は従来肝生検による評価がgold standardであるが,近年ではMRIや超音波を用いたエラストグラフィーの有用性が報告されている.本稿では,これら肝臓の線維化および機能評価に関するバイオマーカー,スコアリングシステム,画像診断法について近年のトピックスをまとめた.
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