特集 緊急内視鏡の適応と実際
2 .望ましい緊急内視鏡診療体制
落合 頼業
1
,
菊池 大輔
1
,
飯塚 敏郎
1
,
布袋屋 修
1
1虎の門病院消化器内科
キーワード:
緊急内視鏡
,
診療体制
,
適応と禁忌
Keyword:
緊急内視鏡
,
診療体制
,
適応と禁忌
pp.481-487
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000314
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緊急内視鏡は日々の診療で施行する機会が多い.対象疾患は緊急を要し,不安定,かつ重篤な場合もある.緊急内視鏡を安全に,かつ確実に施行するためには適応疾患,緊急内視鏡の禁忌の把握,処置前の十分な問診,診察,検査,またバイタルサインの安定化,出血源予測などが重要である.さらに前処置,鎮静,使用デバイスなどの特徴を把握する必要がある.加えて,内視鏡医単独で処置を行うことは不可能であるため,各施設の緊急体制を確認しておくこと,また設備,人員の把握,内視鏡スタッフ以外にも外科医や放射線科医などを含むほかのスタッフとの連携が必要不可欠である.
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