特集 緊急内視鏡の適応と実際
1 .消化器診療における緊急内視鏡の役割
春田 純一
1
,
山口 丈夫
1
,
土居崎 正雄
1
,
鷲見 肇
1
,
村手 健太郎
1
1名古屋第一赤十字病院消化器内科
キーワード:
緊急内視鏡治療
,
消化管出血
,
閉塞性黄疸
Keyword:
緊急内視鏡治療
,
消化管出血
,
閉塞性黄疸
pp.475-480
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000313
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消化器領域における緊急内視鏡診断・治療を要するおもな疾患は,消化性潰瘍,静脈瘤破裂をはじめとする上部・下部消化管出血,消化管異物の除去,大腸癌による腸閉塞,S 状結腸軸捻転,胆膵系では総胆管結石,悪性腫瘍による閉塞性黄疸が挙げられる.内視鏡技術・機材性能の向上により,多くの症例で内視鏡で治療を完結することが可能となっている.遭遇頻度の高い疾患を中心に緊急内視鏡治療の実例を示し,診断,治療のコツと留意点を概説する.
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