特集 内視鏡検診の実態と今後の課題
11.大腸内視鏡検診におけるquality indicator とは?
今井 健一郎
1
1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
キーワード:
盲腸到達率
,
挿入時間
,
抜去時間
,
腺腫発見率
,
前処置
Keyword:
盲腸到達率
,
挿入時間
,
抜去時間
,
腺腫発見率
,
前処置
pp.1609-1616
発行日 2017年10月20日
Published Date 2017/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000150
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大腸がん検診における大腸内視鏡の目的は症状のない大腸がんの発見,腺腫の発見摘除により大腸がん発生/死亡を抑制することである.大腸内視鏡を行っても大腸がんは発生し,その原因の多くは内視鏡検査の質に関連する.そこで,大腸内視鏡の精度管理が注目され,とくに病変の見逃しを減らすべく,さまざまな研究が報告されている.大腸内視鏡の第一の目標は全大腸の粘膜面を詳細に観察し,腺腫を見逃すことなく発見することである.それを評価するのは,盲腸到達率,腸管洗浄度,腺腫発見率である.本稿では大腸内視鏡のquality indicator を紹介し,重要な論文を解説する.
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