特集 内視鏡検査で大腸癌の見落としゼロを目指して
1.大腸癌の見落としはいつ,どうして起こるのか(3)大腸内視鏡の質を高め,維持するQality Indicaterの重要性
今井 健一郎
1
,
堀田 欣一
1
,
伊藤 紗代
1
,
岸田 圭弘
1
,
高田 和典
1
,
小野 裕之
1
1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
キーワード:
回盲部到達率
,
挿入時間
,
抜去時間
,
腺腫検出割合
,
前処置
Keyword:
回盲部到達率
,
挿入時間
,
抜去時間
,
腺腫検出割合
,
前処置
pp.623-630
発行日 2022年5月20日
Published Date 2022/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002205
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大腸内視鏡の目標は大腸癌死亡抑制である.そのターゲットとなる検査後大腸癌(PCCRC)の発生を避けるべく,われわれ内視鏡医は内視鏡の質を高め,維持することが求められる.近年,とくに欧米から大腸内視鏡の精度管理指標に関する研究報告が相次ぎ,ガイドラインも策定されるなど注目度が高い.最も重要なquality indicatorは,回盲部到達率,腸管洗浄度,腺腫検出割合であり,これらの評価方法,基準,課題などについて近年の報告を共有しながら概説した.
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