特集 患者参加型医療として透析を考える―SDM とACP
7.透析導入期のSDM―どのように患者・家族と話し合うか
田中 順也
1
1堺市立総合医療センター看護局
キーワード:
療法選択
,
心理的距離
,
希望
,
気がかり
Keyword:
療法選択
,
心理的距離
,
希望
,
気がかり
pp.57-61
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003699
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導入期の療法選択における共同意思決定(SDM)で重要なことは,患者・家族が医療者との対話を通じて治療法を決定することである.そのためには,まず療法選択を受ける患者・家族の身体的・心理的・社会的特徴を理解することである.そして,複雑な心情でいる患者・家族と医療者の間にある心理的距離を縮めるように,患者・家族をありのままに受け入れ,その人や生活に関心を向けるアプローチが重要である.そのアプローチを通じて,患者が希望する生活や思い,気がかりなことを確認する.その結果,各腎代替療法の説明が一般的なものではなく,患者の意向に添った内容になる.そのため患者は,どの治療法が自分の希望に最も添うものかという視点で決断することが可能になる.

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