特集 透析患者の希望(ホープ)を照らす
5.各論:事例紹介(1)腹膜透析導入を契機に,生の輝きを取り戻した1 例
山田 将平
1
,
岡 文恵
2
,
前川 早智子
3
1日本赤十字社医療センター腎臓内科
2日本赤十字社医療センターメンタルヘルス科
3日本赤十字社医療センター看護部
キーワード:
療法選択
,
SDM
,
腹膜透析
,
多職種連携
,
境界知能
Keyword:
療法選択
,
SDM
,
腹膜透析
,
多職種連携
,
境界知能
pp.1211-1218
発行日 2023年9月10日
Published Date 2023/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002713
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脳出血後,有料老人ホームに入所中,境界知能である患者の腹膜透析(PD)導入を行った.療法選択の段階から家族と患者の意識の違いが顕著であり,それぞれの思いの把握と歩み寄りを行った.実際の導入では多職種での連携を密に行い,患者の問題点の把握とその対策を適宜行った.退院後も多職種でのフォローを継続することで,安定したPD ライフの維持のみならず,患者の生に輝きをもたらすことができた.
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