Japanese
English
資料
産後1ヵ月の初産婦の退行性変化に伴う心配・気がかりの実態
Actual situation of anxiety, concern associated with degenerative changes in one month postpartum primipara
成瀬 早苗
1
,
山内 弘子
1
,
高間 静子
1
Sanae NARUSE
1
,
Hiroko YAMAUCHI
1
,
Shizuko TAKAMA
1
1福井医療短期大学看護学科
1Fukui College of Health Sciences Department of Nursing
キーワード:
産後1ヵ月
,
初産婦
,
退行性変化
,
心配
,
気がかり
,
One Month after Parturition
,
Primipara
,
Degenerative change
,
Anxiety
,
Concern
Keyword:
産後1ヵ月
,
初産婦
,
退行性変化
,
心配
,
気がかり
,
One Month after Parturition
,
Primipara
,
Degenerative change
,
Anxiety
,
Concern
pp.41-46
発行日 2012年6月30日
Published Date 2012/6/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.7009200075
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
要旨
目的:産後1ヵ月の初産婦の退行性変化に伴う心配・気がかりを明らかにした。
方法:対象は、産後1ヵ月健診にきた母親31名。産後1ヵ月の退行性変化に伴う心配・気がかりを半構成的質問で、Open and Closed法で記述してもらった。
結果:産後1ヵ月の初産婦の退行性変化に伴う心配・気がかりと判断できるデータは83件あった。これらのデータを質的に分析すると「産後の子宮収縮痛」、「無理な動作等による骨盤への負荷による痛み」、「腹部のたるみ、ゆるみ、ふくらみ等の外観に対する気がかり」、「悪露の排出状態に関する不安」、「排便に伴う苦痛」、「肛門状態の変化に対する不安」、「排尿コントロールに関する不安」、「会陰部の不快現象に関する苦痛」の8種類の質の心配・気がかりが明らかになった。
結論:これらの結果から、母体回復過程においての退行性変化に伴う心配・気がかりを軽減するには、産後の母体回復についての正しい理解と対処方法についての指導の強化が必要である。
Copyright © 2012, Japan Society of Nursing and Health Care All rights reserved.