特集 その人らしい生活を支える透析看護
5. 就労する透析患者を支えるケア[事例3]透析を受けながら仕事に専念する患者への看護実践
竹田 聡子
1
,
壷井 恵子
1
,
黒田 美津恵
1
1仁真会白鷺病院看護部
キーワード:
腎代替療法
,
仕事との両立
,
療法選択
Keyword:
腎代替療法
,
仕事との両立
,
療法選択
pp.1395-1400
発行日 2019年10月10日
Published Date 2019/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001081
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透析を受けながら仕事をする患者が,患者個人とライフスタイルに合った腎代替療法を選択できるように支援していくことが大切である.腎代替療法選択支援で透析療法の違いによる説明をする際は,患者が就業継続・生活と透析との両立をイメージし,安心して療養と仕事が続けられるように,治療方法の種類だけでなくそれぞれのシステムや治療時間などについての詳しい説明が必要である.患者の生活に合わせて透析治療を提供する体制には限界があり,在宅治療も一定レベルの知識や技術の必要性もあり,課題は多い.長期的に患者を支援するなかでは,患者の変化に伴って起こると予測されるニーズや課題を把握し,適切な情報提供や治療法などの提供を継続的に行う必要がある.
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