Japanese
English
特集 患者満足度を高める糖尿病診療
第1部 外来で患者満足度を高める
食事指導
食事エネルギー量は食べ方の目安
Calorie is a milestone of how you eat
加藤 則子
1
,
加藤 光敏
1
1加藤内科クリニック
キーワード:
食事療法
,
指示エネルギー
Keyword:
食事療法
,
指示エネルギー
pp.136-139
発行日 2005年2月15日
Published Date 2005/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415100644
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
指示エネルギーは食べる量の目安
患者と合意の元に食事エネルギーを決める.基本は標準体重に労作(25~35)をかけ,80の倍数
外来指導の実際
標準体重×労作(25~35)÷80の整数値(小数点以下切り捨て)に80をかけた値を指示エネルギーの目安とします.
例:標準体重61.0kgの人場合,61.0×30=1830,1830÷80=22.875,22×80=1,760kcal.これを一般に指示エネルギーとします.30以上の労作に値する2型糖尿病患者は少ないです.患者の現体重が標準体重より多ければ労作を28にすることが多いです.高度の肥満があっても徐々に体重を減らすため,現在の摂取量を確かめた後,その患者にとって無理のない値に設定するのが望ましいと思います.2,500kcal以上食べている人に1,600kcalの指示を出しても達成困難でしょう.また身長が低く,肥満の患者には労作25にしたくなりますが,エネルギー量が少なすぎては普通の食事では各必要栄養量が取れない可能性が高いので最小量を1,200kcalとします.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.