特集 高齢者施設で生活する透析患者の実態
9.施設入所の透析患者への運動療法の介入―高齢者のフレイルの問題から,食事療法に加えて運動療法をいかに進めるべきか?
武居 光雄
1
1光心会諏訪の杜病院
キーワード:
運動療法
,
社会資源
,
社会参加
Keyword:
運動療法
,
社会資源
,
社会参加
pp.1214-1219
発行日 2024年8月10日
Published Date 2024/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003124
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高齢者施設での運動療法実施に際し,昨今の人員不足を鑑みると施設職員が直接関与することはきわめて難しいと考えられる.このため,運動療法実施に際しては外部からの社会資源の利用が望ましい.施設の種類によって利用できる社会資源が決められているので十分に制度を理解し,最適なサービスを受け,必要十分な運動療法が継続できるように設定することが重要である.その延長上でサービスが受けられない時間帯には自主訓練を行うことがベストと考えている.運動により,できるだけ社会参加を継続して自立した生活を送ることが大切である.
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