透析患者の薬,どう使いわける?
腎性貧血治療薬(鉄剤含む)
山本 裕康
1
1東京慈恵会医科大学腎臓・高血圧内科
キーワード:
腎性貧血
,
慢性腎臓病
,
エリスロポエチン
,
赤血球造血刺激因子製剤(ESA)
,
低酸素誘導因子-プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害薬
Keyword:
腎性貧血
,
慢性腎臓病
,
エリスロポエチン
,
赤血球造血刺激因子製剤(ESA)
,
低酸素誘導因子-プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害薬
pp.98-105
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002438
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慢性腎臓病(CKD)ではさまざまな原因で貧血を認めるが,腎性貧血とは腎機能障害に伴う内因性エリスロポエチン(EPO)の産生低下を主因とする病態である.また,尿毒症物質の蓄積や炎症などによるEPOに対する造血反応の低下も関与しており,絶対的あるいは相対的内因性EPO欠乏により惹起される合併症といえる.赤血球寿命の短縮・血液透析(HD)における透析回路内の残血なども影響している.
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