ケース・スタディ
ステロイドパルス療法中に発熱と急性腎障害をきたしたIgA腎症の1例
高田 知朗
1,2
,
前 ゆかり
1,2
,
花田 日向子
1,2
,
井山 拓治
1,2
,
引田 克弥
2
,
磯本 一
1
1鳥取大学医学部附属病院消化器・腎臓内科学
2鳥取大学医学部附属病院腎センター
キーワード:
薬剤性腎障害
,
急性尿細管間質性腎炎
,
IgA腎症
,
比較的徐脈
Keyword:
薬剤性腎障害
,
急性尿細管間質性腎炎
,
IgA腎症
,
比較的徐脈
pp.106-111
発行日 2023年1月10日
Published Date 2023/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002439
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症 例:49歳,女性 主 訴:発熱 既往歴:高血圧 家族歴:長男;アトピー性皮膚炎. 生活歴:喫煙歴;なし,飲酒;機会飲酒,海外渡航歴なし. 現病歴:47歳頃から健康診断で尿蛋白(2+),尿潜血(2+)を指摘されていた.検尿異常の精査目的に紹介され,7カ月前に腎生検の結果IgA腎症(H-Grade Ⅲ,C-Grade Ⅲ)と診断された.3カ月前に両側口蓋扁桃摘出術を施行され,入院2週間前からステロイドパルス療法を開始された.前日から38℃台の発熱が出現したため,外来を受診した.
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