症例による透析患者の画像診断
常染色体優性多発性囊胞腎に肝囊胞感染を認めた維持透析患者の1 例
小熊 秀隆
1
,
高島 弘至
1
,
大月 伯恭
1
,
堀越 周
1
,
鄭 立晃
1
,
阿部 雅紀
1
1日本大学医学部腎臓高血圧内分泌内科
キーワード:
多発性囊胞腎
,
肝囊胞感染
,
血液透析
,
ドレナージ
Keyword:
多発性囊胞腎
,
肝囊胞感染
,
血液透析
,
ドレナージ
pp.1317-1320
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001058
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常染色体優性多発性囊胞腎(ADPKD)患者において,囊胞感染は度々繰り返される.その際,感染巣が明確に特定できず,治療に難渋することも多い.今回,維持透析中のADPKD 患者に発症した肝囊胞感染を拡散強調MRI 画像にて同定し,肝囊胞ドレナージ術によって改善した1 例を経験したので報告する.
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