特集 在宅血液透析の勧め―円滑導入のためのノウハウ
1.在宅血液透析の過去,現在,未来
政金 生人
1
1清永会矢吹病院腎不全総合対策室
キーワード:
生活の質
,
生命予後
,
自立と自己責任
,
オプション提示
,
経費削減
Keyword:
生活の質
,
生命予後
,
自立と自己責任
,
オプション提示
,
経費削減
pp.1233-1240
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001042
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わが国の在宅血液透析(HHD)は1968 年に名古屋で始まり,2017 年末時点で684 人と透析患者全体の0.2 %にすぎない.HHD は患者QOL と生命予後の改善が期待されるだけでなく,総透析医療費の低減化にも寄与する.HHD には,患者の自立と自己責任の意識が不可欠な要素であり,これは21 世紀の医療の中心概念である.HHD の普及を阻む課題を一つずつクリアして,HHD をもっと普及させていく必要がある.
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