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特集 在宅透析
在宅血液透析
在宅血液透析の長期予後
Long-term prognosis of home hemodialysis(HHD)
友利 浩司
1
TOMORI Koji
1
1埼玉医科大学腎臓内科
キーワード:
在宅血液透析
,
生命予後
,
technique survival
,
バスキュラーアクセス関連合併症
Keyword:
在宅血液透析
,
生命予後
,
technique survival
,
バスキュラーアクセス関連合併症
pp.485-488
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001273
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はじめに
在宅血液透析(home hemodialysis:HHD)は,患者自身が自宅で行う血液透析である。HHDは,患者のライフスタイルにあわせて,透析時間および頻度を柔軟に設定できるため,生活の質(quality of life:QOL)が向上する1~3)。また,頻回・長時間透析が可能になることから,従来の血液透析(conventional HD:CHD)と比較して,生存率が改善する可能性があることも示されている4~8)。しかし,HHDを長期間継続していくうえでは,バスキュラーアクセス(vascular access:VA)関連合併症1,9~11)などの問題が生じる可能性が指摘されており,これらの合併症は,HHD患者の長期予後に影響を及ぼす可能性がある。
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