特集 在宅血液透析の勧め―円滑導入のためのノウハウ
2.在宅血液透析にどう導入するか
小川 洋史
1
1新生会第一病院
キーワード:
在宅血液透析
,
在宅血液透析導入
,
自己責任
Keyword:
在宅血液透析
,
在宅血液透析導入
,
自己責任
pp.1241-1248
発行日 2019年9月10日
Published Date 2019/9/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001043
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在宅血液透析(HHD)は生命予後も良く,社会復帰率も高く,果たす役割は大きい.HHD においてもっとも重要な点は安全性の確保である.そのためには患者・介助者の教育訓練が重要である.HHD 導入教育を開始するかどうかは,医師,看護師,臨床工学技士(CE)などで構成する判定会議で決定され,HHD導入教育後,HHD への移行については移行会議で決定される.必要な時期に複数の医療者が協議することは必要であると考える.本稿では,教育訓練を含めたHHD 導入プログラムについて記述し,HHD における自己責任と管理責任の問題についても私見を述べた.
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