特集 公衆衛生50年の回顧と展望
環境衛生の過去・現在・未来
安倍 三史
1
Sanshi ABE
1
1東日本学園大学
pp.30-32
発行日 1986年1月15日
Published Date 1986/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207183
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環境衛生は「人間活動と環境の相互作用を研究してその問題解決を探求する人間環境問題解決志向型科学」であるが,この50年間に環境衛生→環境保健→環境科学とその裾野を拡げ,深さを増して多くの関連分野を持つ学際的領域にまで発展してきた.
日本聯合衛生学会に出席したのが昭和8年だからかれこれ50年になる.座長に横手千代之助,竹内松次郎,田宮猛雄(東大),戸田正三(京大),梶原三郎(阪大),大平得三(九大),近藤正二(東北大),井上善十郎(北大),草間良男(慶大),及川周(新大),矢崎芳夫(慈大),三浦運一(満大)らが居並ぶ中で発表し,よく質問した自分を顧みて紐怩(じくじ)たる思いである,50年間を第1期(昭和8〜20年),第2期(昭和21〜30年),第3期(昭和31〜40年),第4期(昭和41〜50年),第5期(昭和51〜60年)に区切って回顧する.
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