症例
レボノルゲストレル放出子宮内システムが180°回転して子宮筋層内へ迷入し,子宮鏡下に回収できた1例
伊賀川 奨大
1
,
城 道久
1
,
稲垣 美恵子
1
,
苔原 つばさ
1
,
二木 ひとみ
1
,
河谷 春那
1
,
大木 規義
1
,
村越 誉
1
,
吉田 茂樹
1
S. Ikagawa
1
,
M. Shiro
1
,
M. Inagaki
1
,
T. Kokehara
1
,
H. Futaki
1
,
H. Kawatani
1
,
N. Oki
1
,
H. Murakoshi
1
,
S. Yoshida
1
1社会医療法人愛仁会千船病院産婦人科
pp.87-92
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002838
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
今回,LNG-IUSが留置から11カ月後に180°回転したうえで子宮穿孔していることが判明し,子宮鏡下に回収した1例を経験した。症例は25歳,過多月経に対してLNG-IUSを留置し,11カ月後に突然の腹痛のため受診した。画像検査で,LNG-IUSが180°回転しT型フレームのループ側が子宮筋層内へ迷入していることが判明した。全身麻酔下に子宮鏡手術でLNG-IUSを抜去した。LNG-IUSが生理的子宮収縮の変化に基づき回転したと想定され,ループ側から子宮穿孔した場合でも子宮鏡下に安全に抜去できた。
Copyright © 2024, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.