特集 図説 産婦人科医のための臨床遺伝学必修知識Ⅰ
4.網羅的遺伝子解析の技法と利用法
秦 健一郎
1
K. Hata
1
1群馬大学大学院医学系研究科分子細胞生物学(教授)
pp.787-791
発行日 2023年8月1日
Published Date 2023/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002637
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一般診療において次世代シーケンサー等を用いた網羅的遺伝子解析が実用化され,産婦人科領域への応用も進んできている。その特徴は,大量配列情報を用いることで,点変異検出からコピー数多型や異数性診断まで,様々な解像度の遺伝学的解析を一挙にカバーできることである。今後は併せて,シングルセル解析技術による胎児診断や,詳細な妊娠分娩歴を伴うゲノムデータベースの整備による解析精度の向上が期待される。
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