今月の主題 エピジェネティクスと臨床検査
臨床検査への展開
網羅的エピゲノム解析技術
油谷 浩幸
1
Hiroyuki ABURATANI
1
1東京大学先端科学技術研究センター
キーワード:
クロマチン免疫沈降
,
タイリングアレイ
,
ChIP-chip
,
ヒストン修飾
,
DNAメチル化
Keyword:
クロマチン免疫沈降
,
タイリングアレイ
,
ChIP-chip
,
ヒストン修飾
,
DNAメチル化
pp.643-648
発行日 2008年6月15日
Published Date 2008/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542101619
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ヒストン修飾やDNAメチル化は,染色体からの遺伝子発現を調節する重要なエピジェネティック修飾であり,マイクロアレイや高速シークエンサーを用いたハイスループットなゲノム解析技術がその網羅的解析を可能にした.今後,疾患マーカーのみならず,ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤や脱メチル化剤などのエピジェネティック医薬の臨床開発において,症例の層別化に利用可能なエピゲノム情報に基づくバイオマーカーとしての開発も期待される.
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