特集 図解 分子メカニズムから理解する婦人科がんの薬物療法
【総論】
Ⅱ 婦人科腫瘍の薬物療法のために知っておくべき遺伝子検査
3.DNAミスマッチ修復機能低下(dMMR)のための検査
佐藤 翔
1
,
藪野 彰
1
,
長谷川 幸清
1
S. Sato
1
,
A. Yabuno
1
,
K. Hasegawa
1
1埼玉医科大学国際医療センター包括的がんセンター婦人科腫瘍科
pp.1324-1332
発行日 2021年11月30日
Published Date 2021/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001941
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2018年12月にわが国において高頻度マイクロサテライト不安定性(microsatellite instability-high;MSI-H)固形がんに対して抗PD-1抗体薬のペムブロリズマブが臓器横断的に承認された。症例はかなり限定されるにしても,婦人科がん領域においても初めてがん免疫療法が治療選択肢の1つとして考えられるようになった。それと同時に投与対象者の限定に必要なマイクロサテライト不安定性(microsatellite instability;MSI)検査がコンパニオン診断薬として承認された。
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