特集 婦人科がん化学療法の進化―最適レジメンと管理を考える―
I.レジメン選択に関する検査
2.DNAミスマッチ修復機能低下の検査
藪野 彰
1
,
長谷川 幸清
1
1埼玉医科大学国際医療センター包括的がんセンター婦人科腫瘍科
キーワード:
MSI-High
,
dMMR
,
ペムブロリズマブ
Keyword:
MSI-High
,
dMMR
,
ペムブロリズマブ
pp.227-234
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000564
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要旨
高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する標準的な治療が困難となった固形がんに対してペムブロリズマブが使用できるようになりDNAミスマッチ修復機能低下の検査は一般的になってきているが,ミスマッチ修復機能欠損(dMMR)とMSI-High(H)を同義語として捉え,混同されていることがみられる.本稿ではdMMRとMSI-Hの違いとミスマッチ修復機能低下の検査法について述べ,MSI-H/dMMR検査の子宮体がん治療への意義について解説する.
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